2015年4月13日月曜日

明治座 №4

明治座2日目に行ってきた。
1日目は現場デビューということで舞い上がりきっており、
始終脳味噌がアドレナリンに支配されていたような状態だったので、
今日は少しは落ち着いて見られるのではないか…と思っていたのだが、
開演前の日替わり前座でまさかのりーぬ&碧唯が登場し、
それこそ始まる前からまたアドレナリンMAXに。
正直、これで今年の運は全て使い果たしたのではないだろうか…。

内容自体はもちろん1日目と同じなのだが、今日は第1部の芽瑠に特に目を引かれた。
お芝居において、台詞の読み方は当然のこととして、
ただ立っているときの表情なんかでも上手い下手が結構わかりやすく表れるものである。
芽瑠はそういう「台詞外の表情」に長けているように感じた。
あと、これは美桜にも言えることなのだが、
たぬ蔵一家初登場時の遊女の衣装がめちゃくちゃ似合っていた。
出演メンバーの中では、中学生の奈子に次いでめるみおが年少なのだが、
立ち姿だけであの色気を醸し出せるというのはすごい。

さて、今回は私が見た2回分の公演を通して、
「一番○○だったメンバー」というテーマで総括の記事としたい。

◆一番存在感があったのは?

これはもう、指原座長としか言いようがない。
咲良の存在感もすごかった。指原に負けず劣らずすごかったのだが、
第1部の最初でせりに乗って座長が登場する場面の盛り上がりたるや、本当に圧巻だ。
ただ出てくるだけなのに、興奮で勝手に涙が出てくる。
お芝居の技術という点では指原に勝るメンバーが何人もいるのだが、
これほど「来た!」という気持ちにさせてくれる人は座長をおいて他にあるまい。

◆一番輝いていたのは?

これも宮脇咲良と答える以外にないだろう。
こんなに可愛い人間が地上にいるのかと愕然としたというのが、
初めて生の彼女を目の当たりにした忌憚なき感想だ。
人間にしてはあまりにも可愛すぎるので、
もしかしたら宮脇咲良という別種の生き物なのかもしれない。
第2部のライブは言わずもがな。
第1部のお芝居もただ上手いだけでなく、常に可愛いことを怠らない。
なるほど、これがアイドルか。そう思わせられる存在が、宮脇咲良である。

◆一番演技がよかったのは?

みなぞう…と言いたいところだが、ほんの紙一重の差で愛ちゃんに1票。
1日目もよかったのだが、2日目に改めて見て、本当に堂々としていて惚れ惚れした。
強いて気になった点を挙げると、
台詞の抑揚が独特で聞き取りづらいことが何度かあったのだが、
それ以外はほとんど完璧なのではないだろうか。
指原もパンフレットで「らぶたんの演技が上手いのはわかっていた」と話していた。
今後もHKTの演技の仕事を引っ張っていく役割を担ってほしい。

◆一番よく歌っていたのは?

1日目の感想でも言ったが、私はりこぴを推したい。
ソロで歌う場面はなかった(と思う)のだが、
りこぴが含まれる歌割りには芯が一本通ったような安定感があった。
生歌というのは音程よりもむしろ声量の方がネックになると思っているのだが、
後列にいるときでもりこぴが常に全体の歌を支えていた。
まさに明治座公演における影の功労者である。

◆一番よく踊っていたのは?

贔屓目なしでりーぬ!
1日目の第2部はりーぬばっかり見すぎて他のメンバーに目が行き届かなかったので、
2日目は全体をまんべんなく見渡そうと決めていたのだが、
「今度こそエクスタシー」のりーぬは本当にゾクゾクするほどかっこよくて、
どうしてもりーぬばっかり見ざるを得なかった。
あの小動物的なルックスとビシバシ冴え渡る動きのギャップがたまらない。
一方、第1部の劇中のダンスでは、碧唯が目立っていた。
まあつまり、りーぬ&碧唯のコンビが最高だということである。

◆一番可愛かったのは?

咲良の可愛さは完璧で文句のつけようがないのだが、
それとは異質の可愛さを放っていたのが碧唯である。
咲良は「仕事を完璧にこなしている」というニュアンスの可愛さなのだが、
碧唯は明治座の大舞台上だというのに、全くもって飾り気がない。
まるで普段の生活の延長線上で舞台上を駆け回っているような印象である。
第1部でも、目を引く表情は全て「素」が表出しているようなニコニコ顔。
これは本来の舞台演劇ではまずいことなのかもしれないが、
忘れてはいけないのが、これはアイドル興行だということである。
そういう意味では、碧唯は咲良にも勝る天性の可愛さを持っているとさえ言える。

以上、昨日今日と明治座を見てきた感想を踏まえた上で、
私なりにおでかけMVPならぬ「明治座MVP」を一人決めたい。
座長、咲良、愛ちゃん、みなぞう、みんなすごく輝いていたのだが、一人を決めるとなると…。

朝長美桜

を推したい。
意外だと思われるかもしれないが、全体を通して何故か目を奪われるのが美桜だった。
別にメロンパンに釣られたとかいうわけではない(2日目は衣装のガードが堅かったし)。
第2部の曲中にコールをするチャンスが来ると、
口が勝手に「美桜ちゃーん!!!」と叫んでしまう。
2日目の物販でもりーぬの団扇が売り切れていたのだが、
「仕方ない、じゃあ美桜の団扇を買おう」と自然な流れで美桜の団扇を買ってしまった。
めるみおWセンターの頃から、別段好きなメンバーというわけではなかったはずなのだが、
これが現場の魔力というものなのだろうか…。

というわけで、平日に戻るのが恐ろしくなるくらいに充実した2日間だった。
正直、アイドルの興行に適した場として明治座に目をつけた秋元康は流石の一言である。
劇場公演も大箱でのコンサートも経験したことがないので比較はできないが、
ドームやスタジアムで1日に万単位の動員を目指すなら、
これくらいの規模の会場で2週間程度にわたって連続公演を行ってくれる方が、
個人的には参加しやすくていいと思う。
明治座に限らなくてもいいのだが、やはり会場の確保がネックになってくるのだろうか。
何にせよ、秋元さんも「芝居は長年の課題だった」と語っていたようだし、
これを機に毎年(と言わず半年に1回でも)同様の興行を、是非とも行ってほしい。
チケットが2万円でも私は買うぞ。

明治座の感想を書いていたら、なんだかPVがとてつもない伸び方をしている。
本来は梅本泉のファンブログなので、次からはまた劇場組の話題に戻ると思うが、
もし私の文章で何か琴線に触れるところがあれば、今後も読みに来て頂ければ幸甚である。


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