2015年6月13日土曜日

しげっこの皆さん

梅推しブログで他のメンバーに焦点を当てて記事を書くのはどうかと思ったが、
正直HKTで好きじゃないメンバーなんて誰一人としていないし、
それならもう梅贔屓の箱推しとして色んなメンバーを褒めたっていいじゃないか。
というわけで、今日はちょっと村重杏奈さんについて話したい。

おそらく、私がHKTで最初にまともに認知したメンバーは村重である。
指原がHKTに移籍して、真っ先に話しかけにいって歓迎の意を示し、
グループに馴染む手助けをしたのが村重だったと記憶している。
曲がりなりにも指推しだった私としては、
逆にそのことで「こんな子がいるのか」と知ることができた。
別にそれを狙ってのことではないだろうが、
せっかく指原のようなビッグネームが移籍してくるというのだから、
そうやって積極的に絡んでいくのが正しい姿勢だと今でも思う。

百貨店の1号館や初期のおでかけはリアルタイムで見ていたのだが、
その頃までは「顔は可愛いけどやかましい奴」くらいの印象しかなかった。
否応にも村重に注目せざるを得なくなったのは、やはりあのスキャンダルがあったときだ。

誤解のないよう言っておくが、私はあんなもんはスキャンダルの内に入るとは思っていない。
叩いている人たちも、結局は誰かを叩く口実を欲しているだけであって、
本気で村重憎しで叩いている人などほとんどいないのではないか。
まあ、逆に言えばそういう人たちへ格好の口実を与えてしまったことになるので、
軽率な行動であったことは間違いない。
だが、自分が同じくらいの年齢だったときのことを考えると、
あんな程度のことで鬼の首を取ったように責めることは、私にはとてもできない。

私が本格的にHKTにハマり始めたのは、それから随分経ってからのことだ。
ちょうど12秒の選抜発表があり、良くも悪くも目立つ存在である村重は、
何であれ選抜に必要な人材であることは間違いないと思っていたので、
私は村重が選抜に復帰したことに対する驚きは特になかった。
むしろまだ昔のことを持ち出してガタガタ言う人がいるのかと、
ファン側の過剰に懲罰を与えたがる態度に呆れ返ったものである。

そして何より、劇場公演を見てみて村重の成長に本当に驚いた。
ひたすら一発ギャグを放り込んでは処理を周りに丸投げしていた初期の頃とは違い、
話の流れを臨機応変に汲み取って気の利いたフレーズを言えるようになっている。
おでかけでも、ただ騒いだり目立とうとするのではなく、
決められた進行を乱すことなく、番組的に無理のない笑いを生み出すことができている。
これは単なる私の感覚だが、去年から今年への年末年始くらいの時期を境に、
彼女の中で何かが劇的に変わったような印象を受けた。

この間のチームN最終公演でも本人が言っていたように、
兼任によって何か感じるところがあったのかもしれない。
そういえば、スキャンダル直後のKⅣ公演では村重の扱いに難儀していたが、
N公演では生き生きしていたというような話もあったっけ(真偽の程は不明だが)。
まあ何がきっかけだったにせよ、
何の努力もなしにこう目に見えて成長することなどできはしないだろう。
きっとこの1年は苦しいことばかりだったに違いない。

そういう事情もあってか、村重ファン、所謂「しげっこ」の人たちはとりわけ熱い。
私がTwitterで村重の名前を出して好意的なツイートをすると、
必ず誰かしらにRTするなりfavをつけるなりされる。
これは他のメンバーにはほとんどないことである。
私のような他メン推しの発言まで拾うほど必死だということなのかもしれないが、
たかみなさんも総選挙のスピーチで言っていたように、
村重の日頃の頑張りがなければ、ファンだってそこまでしようとは思わないはずである。

少なくとも、あんなスキャンダル紛いの記事一発で、
村重の未来が閉ざされるようなことがあってはならない。
そういう風潮がまだ残っているとするなら、少しでも抵抗する手助けをしたい。
そんな思いからこんな記事を書いてみた次第である。
しげっこの皆さんの目にどう映るかはわからないが、
梅推しの私にも村重の頑張りはちゃんと見えている。それだけは伝えておきたい。

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