2015年6月20日土曜日

節目

総選挙も終わり、今月末で全国ツアーもファイナルを迎え、
なんとなく「節目」感のある今日この頃である。
ちなみに、ツアーファイナルは28日の追加公演にキャンセル待ち当選したので、
今はせっせと推し団扇の製作に勤しんでいるところである。
ペンライトも新調したし、双眼鏡も買ったし、形から入る準備は万端だ。
この話についてはまた別の記事で。

さて、最近感じた「節目」の中で、私が一番感じ入ってしまったのは、
おでかけの総選挙特番での後藤兄さんの言葉である。
「卒業」という単語を使われると我々としてはドキッとしてしまうところがあるが、
梅やなおぽんの活躍が「お約束」化してきているというのは前にも述べたことだ。
いつまでもそういった構成でやっていくわけにはいかないという、
番組スタッフの気持ちを代弁した言葉でもあったことだろう。

おでかけは第1回から全ての放送を見ているが、
おでかけ番組史を語る上で「梅本以前/梅本以後」という区分が可能なほどに、
梅本泉はおでかけにとって特徴的な存在である。
しかもその活躍の性質上、決して悪目立ちしないところが最大の武器だ。
下手な一発ギャグやモノマネのぶっ込みが蔓延するアイドルバラエティー界において、
「ひたすら真面目に頑張る」というのは革命的な取り組みであったと言えるし、
それを逸早く見出した番組スタッフと後藤兄さんには最大の賛辞を贈りたい。

劇場公演やSNSでの発信を見ていても、
最近は梅自身の積極的に自己アピールをする意識が確立してきたように思える。
苦手なことでも、急に無茶振りをされても、決して中途半端な逃げ方はせず、
きちんとやり切ってから盛大に恥ずかしがる。
そんな彼女の姿に、推しの贔屓目かもしれないが、
どんどん成長して豊かな人間になっていく、明るい未来しか思い描くことができない。
梅本泉の歴史をリアルタイムで目撃することができて、私は本当に幸せである。

で、何が言いたいかというと、そういう一面をおでかけでも見せてほしいな、と。
与えられた仕事に全力で取り組む姿は梅の大きな魅力の一つだ。それは間違いない。
しかしそれだけではないのだ。番組スタッフに、そして後藤兄さんに、
もっと彼女の色んな魅力を知ってもらいたい。
そしてそれを知ってもらうためには、やはり梅が自分でアピールしていくしかない。

先週のおでかけで、吾作ごぼうに丁寧に包丁を入れるりこぴを見て、
梅が「すごい、流石だよりっちゃん♪ 綺麗、りっちゃん♪」と、
やたら甘ったるく可愛い声で褒めていたのを私は聞き逃さなかった。
普段は公演を仕切ったり、力仕事のロケで陣頭指揮を執ったりする梅だが、
そんな彼女が誰かを「頼りにする」という場面において、
その相手として一番多いのはりこぴなのではないだろうか。
なおぽんや真白は対等な関係というか、少しニュアンスが違うように思う。
単に私の見る目にフィルターがかかっているだけかもしれないが、
りこぴに対する梅の表情は素の部分が出ている感じがして、私はとても好きだ。

些細なことかもしれないが、そういうところである。
何事にも全力で、責任感が強くて、素朴で真面目な子。それがおでかけでの梅だ。
このイメージを定着させるのに、1年間たっぷり使ってきた。これは大きな成功である。
そして、この成功は成功として、次の成功にどう繋げていくのか。
それがこれからの1年間に求められる課題だ。
つまりは、とにかく真面目な「おでかけの梅本泉」だが、実はこんな一面もありますよ、
こんな可愛いところもあるんですよ、というところを見せていかないといけないわけだ。
それにカメラやギターを使うのは大いに結構なのだが、これらはあくまで道具であって、
ただ単に続けていればいいというわけではない。
肝心なのは、それらの道具を使ってどんな自分を表現したいのかということだ。

まあ、番組側の意向もあることなので、こればかりは思うようにはいかないかもしれないが、
少なくともこの1年間で大いに番組に貢献した梅に対して、
急に呼ばなくなるような仕打ちをするようなスタッフではないと信じている。
というか梅のことだから、きっと放送に乗っていないところでも、
ロケの進行をスムーズに行うための努力をしているに違いない。
たかみなさんが「ファンは見ている」と言っていたが、
ファンに見えないところではスタッフが見ているものだ。

それにしても、おでかけスタッフのフットワークのよさには目を見張るものがある。
「神無月さんを呼んでモノマネ企画をやろう」と言い出したのがつい先週。
それを2週間後の放送でもう実現してしまうというのだから、
後藤兄さん及び指原支配人とおでかけスタッフとの間には、絶大な信頼関係があるのだろう。
番組内での発言が度々ニュースにもなるものだから、
番組としてもMCの二人に多大なる恩義を感じているに違いない。

そういえば、MVPを2タテしたエミリーが、今度はグラビア仕事の紹介を受けたようだ。
2期ドラフト生ももうすぐお披露目になるだろう。どんどん新しい風が入ってくるし、
新しい風を入れないといけないのはどこの業界でも同じことだ。
だけどもう少し、新しいことをやる中で少しだけでも、
「おでかけの梅本泉」が成長していく姿をまだ見ていたい。
他のメンバー推しの方々からすればわがままだと思われるかもしれないが、
あともう少し、見ていたい。そう思うことくらいは、許されるだろう。きっと。

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