2015年6月7日日曜日

総選挙を終えての感慨

総選挙について、言いたいことはほとんど総監督に言われてしまった。
今回の彼女のスピーチは全文書き起こして、
メンバー全員トイレの壁に貼っておいてもらいたいくらい、
48グループで生きていく上できわめて重要な題目がズラリと並んでいたように思う。
ただ、僭越ながら一つだけ補足させて頂きたいのだが、
前の記事でも述べたように、総選挙とはいくつかあるうちの「躍進」の一形態でしかない。
そして、総選挙での躍進というのは「人気」とある程度の相関関係にはあるものの、
決して正比例などしないのだということは強調しておきたい。

具体的な数字を言うことの良し悪しはわからないが、
言わないと話が進まないので言うことにする。
私は今回いくつかの方法で99票投票した。費やした金額は9万円弱。
後で数えてみたら99票だったので、どうせならもう1票入れておけばよかったが、
それはさておき、これは新卒3年目の社会人として、
高くはないが安すぎもしない収入を得ている私にとっては、全く無茶な数字ではない。
むしろ、もう一つの趣味のクラシックギターには、
新車1台買えるくらいの出費を平気でしてしまっているので、
私の金銭感覚を知っている人からすれば「意外と控えめだったね」と思われるかもしれない。

そう、控えめだったのだ。
秋頃までは節制しなければいけない諸般の事情はあったのだが、
例えばギターを売ったりして死ぬ気で絞り出せば、もう2,000票くらいは上積みできただろう。
しかし、私はまだ死にたくないしギターも弾きたいので、そこまではしなかった。
私は梅本泉を熱烈に応援しているが、
「ファンに死ぬ気で金を使わせる」という総選挙における究極の目標を基準に考えると、
私は彼女にそこまでするだけのものを感じなかったということになる。

つまりはそういうことで、総選挙でいい結果を残すためには、
下記のうちでも最低1項目の条件を満たす必要がある。

一、ファンに死ぬ気で金を使わせる魅力を身に着けること
一、死ぬほど金を持っているファンを獲得すること
一、1票でも入れてくれるファンを死ぬほどたくさん獲得すること

おそらく1位になった指原支配人は、この3条件を全て押さえている。
では梅はどうかというと、現状ではいずれの項目も満たしているとは言い難い。
ざっと見た限りでは、梅のファンは若い女の子が多いように思う。
私はボンボンやお嬢様の多い大学に間違って入ってしまったのだが、
それでも周りに10万20万をポンと出せる学生はなかなかいなかった。
ランクインのみを目標とするならば、「死ぬほど」とは行かないまでも、
私くらいの新規ファンを130人確保すれば達成できるということになるが、
300人超のメンバーを抱える48グループにおいて、
その中から選ばれて10万20万使わせるというのは大変なことなのだろう。
ましてや、ライトなファン層の支持を増やすことはもっと難易度が高いと考えられる。

昨日の総監督の話では、「どう頑張ればいいか」という問題提起に対して、
明確な答えは用意されていなかった。
ただ、「総選挙で勝つ」という目標にだけ向かっていくのであれば、
上記の3条件のクリアを目指す方向性で努力すればいい。
これは闇雲に「人気」という実態の見えないものを追いかけるよりも、
遥かに成功のイメージが掴みやすいはずである。
しかし私が声を大にして言いたいのは、
全員が総選挙に的を絞って努力するグループなんて面白くないということだ。

普段の努力の方向性が総選挙と親和性の高いメンバーは確かにいるだろう。
だが梅は違う。梅の努力の仕方では、効率的に総選挙を戦うことはできない。
しかし、総選挙という一つのイベントで結果が出ないからといって、
それに合わせて努力の方向性を転換してしまうこと、これだけはしないでほしいのだ。
私が梅に投資する理由を端的に言うと、
手際よく投資を募ることができないメンバーだからこそ、
自分がより多く投資して支援してあげないといけないと思うからである。
死ぬ気で金を使わせるのが上手いメンバーになる必要なんてない。
そういうメンバーには総選挙では負けるだろう。
しかし、総選挙で勝つ努力にリソースを割くくらいなら、
彼女の武器である歌とダンスに磨きをかけ、優しい心を育んでほしい。

まあ、先日のGoogle+の投稿を読む限りでは、
彼女がそんな風に思うことはなさそうなので、特段心配はしていない。
私としてできることは、今後も彼女が総選挙に出るのであれば、
せめて総選挙のための努力をしなければいけないような気持ちにさせることのないよう、
できる限りの支援をするだけだ。
今回それができたのかというと、何とも言えないところではあるが、
少なくとも私は、自己満足であろうが何であろうが、
バス代200円がもったいなくて30分歩くようなケチな自分が、
何の迷いもなく安くない金額を投資できるような相手を見つけられたということに、
えも言われぬ幸福感を覚えている。
家族や友人には不気味がられるかもしれないが、本心なのだから仕方ない。

本当のところを言うと、9万円あれば1回福岡に遠征して劇場公演を見られるので、
早くそういうことにお金を使いたい。
握手会でも「必ず見に行く」と約束したので、さっさと身の回りの環境を整えて、
福岡行きのチケットを手にしたいところである。

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