2015年7月21日火曜日

シアターの女神 №2

7月19日、HKT48チームKⅣによるシアターの女神昼公演。
記念すべき私の劇場デビューである。
いつもDMM配信で見ている劇場公演ではあるのだが、
前の記事でも述べた通り、生で見るそれは全くの別物だった。
いつものように、印象に残ったことを順番に挙げていきたい。

◆入場

私の当選番号は269番。これは遠方枠の中で9番目に入場できることを意味し、
且つ遠方枠の当選者はMobile枠や一般枠の当選者よりも先に入場できるので、
実質、席は遠方指定席の中でも選び放題のようなものである。
流石にでべその目の前の席は遠方枠でより番号の若い人が先に座っていたが、
私は元々でべその際である、中央ブロックの端から3番目くらいを狙っていたので、
問題なく思った通りの席を確保することができた。
上手か下手かは迷ったが、なんとなく下手側を選んだ。
結果的には、どのメンバーも万遍なく上下を移動するようになっているし、
この席からは上手側も問題なく見えたので、正解でも不正解でもなかった。
わかってはいたことだが、やはりびっくりするくらいステージに近い。
かなり近く感じた明治座の5列目よりも更に近い。
いずれ遠方枠ではない当選枠で、本当の最前列に座ってみたいものだ。

◆前座ガール

この日はみるんちゃんを除く研究生が全員本公演に出演ということで、
必然的に前座はみるんちゃんが来ることが前もってわかっていた。
万に一つ、2期ドラフト生の前座デビューという可能性もないことはなかったが、
まあそう都合よくはいかないものである。
生で見て気付いたのだが、手を上に伸ばす振りのときに、ちょうどへそがチラリと見えた。
これは衣装のデザインの段階で意図されたものなのだろうか。
だとすると、へそだけがピンポイントで見える完璧なへそチラ具合に拍手を贈りたい。

◆泉エンジン

私は「推しメン」というのは特別な存在だと思っていて、
梅以外のメンバーに対してあまり二推しとか三推しとかいう言い方をしたくないのだが、
それでも「KⅣの推しメンはりーぬである」ということははっきりと言える。
それくらい好きなメンバーだし、今回はりーぬ団扇を持っての参加だったし、
とりあえずりーぬと紗英ちゃんが見られれば満足くらいの気持ちでいたことは確かだ。
ただ、今回その私の中での定位置を揺るがすくらいに目を奪われたのがいーちゃんだった。
元々好きなメンバーの一人ではあったいーちゃんだが、
こんなにパフォーマンスで光るタイプだとは思っていなかったので、
生で見てその躍動感溢れるダンスにびっくりしてしまった。
いーちゃんは日頃から痩せたい旨のことを言っていて、
確かに周りのメンバーに比べると大柄な体格ではあるのだが、
それはダンスパフォーマンスにおいて決して不利ではないどころか、
いーちゃんはその体格を十分に生かせる馬力を持っているので、
単に手足が細長いよりも断然迫力やいい意味での重厚感を生み出すことができている。
加えて、普段の自虐的な喋りとは対照的な自信満々の表情と、
細かい振りのアレンジが際立っていて、
まるで一人だけ全く性能の違うエンジンを積んでいるようだった。
終演後、チケットセンターから本公演でのMVPを問うアンケートの案内が来ていたのだが、
私は迷うことなく「後藤泉」と回答した。
この公演ですっかりいーちゃんに惚れ込んでしまったので、今後も積極的に応援したい。
きっと福岡には「泉」と名付けると頑張る子に育つ決まりがあるに違いない。

◆ストリッパーぬ

開始2曲ですっかりいーちゃんに度肝を抜かれてしまったが、
3曲目の愛のストリッパーではりーぬに注目しようと最初から決めていた。
明治座での今度こそエクスタシーが本当にかっこよかったので、
同系統のこの曲も得意であるに違いないと確信していたからだ。
そして予想通り、この曲の最中はまさに「りーぬしか見えない」というような状態だった。
あのマスコット的なルックスとは全く性質が真逆であるはずなのだが、
りーぬはこういう大人の雰囲気を要する曲での表情作りが本当に巧みだ。

◆メロンパン(×2)

シアターの女神の衣装になると、来笑の来笑がらいらいらーだったのと、
いーちゃんのいーちゃんが溢れる泉のようだった。
ゆうたんはガードが堅かった。うむ、それだけである。

◆レス

公演中にレスを貰った貰わないでどうこう言うつもりは毛頭ないのだが、
一応りーぬが出ている曲中は必ずりーぬ団扇が舞台上から見えるようにしていると、
自己紹介MCのために整列したときにちょっとだけりーぬがこっちに手を振ってくれた。
うーむ、どうこう言うつもりはないと言った舌の根が乾かないうちであるが、これは嬉しい。
きっとメンバーとしても、
16人いる中で他ならぬ自分の団扇を持っている人がいるということが嬉しくないはずはない。
次にいつりーぬ団扇を使うことになるのかはわからないが、
またりーぬが出る公演を見る際には、応援している人がここにいるぞとアピールしてあげたい。
ちなみに、今回は着替えなどの荷物と一緒くたにして団扇を鞄に突っ込んでいた結果、
全ての行程が終了した頃には団扇が修理を要する状態になっていた。
まあ、幸い完璧に元に戻すことができる程度の損傷なので、次はもうちょっと丁寧に扱おう。
ちなみに使用した団扇はこれだ。



当初は表面を「俺たちの世莉奈」とする予定だったのだが、
出発時間ギリギリまで製作していた関係で「たち」の2文字を作る時間がなかったため、
「俺の世莉奈」というなんとも厄介臭溢れるフレーズになってしまった。

◆キャンディーぬ

出演メンバーが発表された時点で、
「これはキャンディーぬからのりーぬの仕業のパターンだ」と楽しみにしていたのだが、
昼公演はみなぞう、しなもん、ゆうたんという激レアな3人でのキャンディーだった。
キャンディーぬを見られなかったのは残念だが、
この3人のキャンディーを生で見られることもそうそうないだろうから、
逆によかったといえばよかったかもしれない。
ちなみに、夜公演は冨吉が体調不良で一部出演となった関係でユニットも組み替わり、
キャンディーぬからのりーぬの仕業を炸裂させていた。うーん、やっぱり羨ましい。

◆りーぬの仕業

DMM配信で見るだけでも泣けるというのに、
生で目の当たりにしたとあっては涙不可避である。本当に感動した。
生誕祭で披露された咲良の仕業やまいこむの仕業も好きなのだが、
やはりこの曲はりーぬの素朴な雰囲気と歌い方が一番沁みる。

◆舞台装置

HKT劇場はセリとでべそという2種類の舞台装置が特徴だが、
どちらも上がった状態は思ったより高くてびっくりした。
それも結構な速度で上がったり下がったり回ったりするものだから、
その上で踊るのには慣れが必要なのではないか。
いつか回ることになったときには、みなぞうさんも気を付けて頂きたい。

◆超絶可愛い紗英ちゃん

中盤曲以降は、紗英ちゃんの存在感が尻上がりに増してきたような印象だ。
握手会のときも思ったが、紗英ちゃんは本当に可愛い。
文字だけでは到底伝わらないだろうからもう1回言っておく。紗英ちゃんは本当に可愛い。
MCでは「KⅣ公演でもユニット曲をやりたい」と言っていたが、
それは「さっさとKⅣに昇格させろ!」という意味も含め、私も全く同じ気持ちだ。
特にキャンディーがやりたいと言っていたが、紗英ちゃんセンター、
両ウイングに碧唯とりーぬのキャンディーなんてものを生で見た日には、
可愛さを脳が処理しきれずに廃人になってしまうかもしれない。
しかし廃人になってもいいから見たい。運営さん本当お願いしますよ。

◆警備員

DMM配信でもチラチラ映り込む警備員が気になっていたのだが、
私の席は警備員の顔がばっちり見える位置だったので、余計に気になった。
ただ、好き好き好きからサヨナラのカナシバリに移る際、
笑顔から一斉に真顔に切り替えるメンバーと警備員の真顔が完全に同化していたので、
思わず笑ってしまった。
曲調に合わせて警備員も表情を切り替えてくれたら面白いのに。

◆終演

終演の際には、挨拶後にメンバーがばらけて客席に向けて手を振ったりしてくれるのだが、
団扇などで存在をアピールするならこのときが最大のチャンスである。
あまり熱烈にアピールをするのは恥ずかしいので、りーぬが目の前に来たときに、
控えめに団扇を見せてみたのだが、がっつりこっちを向いて手を振ってくれた。
うーん、これは癖になる。苦労して団扇を作った甲斐があったというものだ。

◆お見送り

お見送りのシステムも入場と同じく、
文字だけで流れを説明されてもいまいちよくわからなかったのだが、
いざ体験してみるとなるほどと納得した。
もちろん真っ先にりーぬを探して、りーぬに向かってサッと団扇の「りーぬ!」の面を見せる。
すると「あー!ちゃんと見てたよー!」と気づいて応えてくれたので、
すかさずクルッと裏返して「俺の世莉奈」に切り替える。
それに「俺の世莉奈!」とりーぬが反応するのと同時に、
隣にいたいーちゃんがりーぬの肩を抱いて「いやいや俺の世莉奈」と機転を利かせてくれた。
こんなやりとりも含めてのいーちゃんのMVPである。いやあ楽しかった。
ちなみにこの間、私は硬い表情で一言も言葉を発しなかったので、
漫画によくいる文字だけでコミュニケーションを取る無口な男みたいな感じになってしまった。
メンバーの列を通り過ぎて折り返した後は、
後から出てくるファンを見送る紗英ちゃんとティファをずっと眺めていたのだが、
突然ゴロゴロと鳴り出した雷にビビる紗英ちゃんが可愛かった。

以上、まだまだ伝えきれていない部分はあるが、劇場公演初体験の忌憚なき感想である。
チケット代は2,100円であるが、ちょっと安すぎはしないだろうか。
倍の4,200円取ってくれても全く高いとは感じない。
転職先はまだ完全に決まってはいないのだが、
熊本勤務になる可能性があるという話があったりするので、
もしそうなったら毎週でも通ってしまう。

結果的に「梅抜き公演」でも100点満点の大満足だったのだが、
次こそは梅のいる最終ベルかパジャドラを見に行きたい。
それもきっと近いうちに実現するつもりだ。
今はただ、早くまた生で公演が見たいという気持ちだけである。
私をここまで楽しませてくれた、HKTに纏わる全ての人に感謝したい。
ひとまずは、来月また個握があるので、そこで感想を伝えることにしよう。

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