2015年10月11日日曜日

6度目の

12秒に伴う最後の握手会である、パシフィコ横浜の全国握手会に参加してきた。
6thシングルの情報が発表されたりと色々あったのだが、
イベントの進行自体についても言いたいことがあるので、
今回は大きく二つの話題に分けた記事としたい。

まずは、「全国握手会」というイベントそのものについて。
HKTのファンになってから半年余り、私にとっては数あるイベントの種類の中でも、
最後に体験することになったのがこの全握である。
何度説明を読んでもいまいち当日の段取りが想像できないのはまあいつものことだが、
実際に参加してみると、正直私と一番相性が悪いのは全握であると感じた。

高校生のとき、夏冬1回ずつだけコミックマーケットに参加したことがあるのだが、
あのイベントは早く並べば並ぶほど優先的に入場できる「早い者勝ち」である。
全握も基本的に一緒で、開場30分後くらいに会場に着くと、既にそこには人、人、人。
開演まで1時間半の余裕を持って着いたにもかかわらず、
私が入場できたのは開演時間ギリギリで、昼食を取る時間もなし。
ミニライブとイベントはサークルの中から遠目にステージを眺めるような感じで、
全くテンションが上がらないままモニターでの発表を見て前半終了。
正直、この時点ではもう帰ろうかと思ったほどだった。

まあ考えてもみれば、全握は特に予約が必要なわけでもない初回盤の特典である。
全握の開催が売り上げに影響しないわけではもちろんないだろうが、
そもそも別立てで劇場盤を購入しなければ参加できない個握とは、
イベントに対するコスト意識も変わってきて当然といえば当然である。
ミニライブやイベントも、頑張って並んで前の方で見ようと思うような内容でもなし。
小さい箱になるべく大人数を詰め込んだり、短時間に複数人レーンの握手で捌いたり、
そういうコストダウン方向で収益を出すイベントが性に合わない私のような人間は、
座長公演のような良質なイベントに高い金を落とせばいいのだ。
あれだって高いどころか良心的すぎる金額だと私は思うが。

そして、6thシングル選抜の発表である。
そのこと自体はまあいいのだが、追加要素として発表されたマジすか学園番外編、
及びその主題歌としての発売と氣志團とのコラボについては、
私は特に「へー」とも「ふーん」とも言わずに無表情で発表を聞いていた。
そもそも私はHKT48のファンである。マジすか学園というドラマが好きなわけでも、
ましてや氣志團が好きなわけでも全くない。氣志團の皆さんに罪はないが。
マジすか学園については、好きか嫌いかでいえばギリギリ好きの方に傾くが、
面白いか面白くないかでいえば即答で面白くない方である。
咲良は4,5の撮影にかなり忙殺されていたようなので、
正直5でこれきりにすればいいと思っていたところにこれである。
別段盛り上がっているとも思えないのだが、そんなに美味しい利権があるのだろうか。
そして何より、せっかくのシングル表題曲を何故主題歌に充ててしまうのか。
今までカップリングでやっていたことを表題曲でやるというのは、
サプライズでも何でもない、単なる不名誉なことだと思うのが自然なのではないか。
りこぴとエミリーの初選抜は大変めでたいのだが、
正直私は「こんなめでたいことを余計なものに巻き込まないでくれ」と思ってしまった。
どんな曲になるのかはわからないが、全くドラマの内容と無関係というわけにもいくまい。
まあ、るろうに剣心の内容に一切関係ないそばかすや1/2などの前例もあるにはあるが…。
せめてマジだのヤンキーだのというろくでもない曲だけは勘弁してほしいものだ。

そんなこんなで、握手会までの休憩時間あたりの私は大層不機嫌だったのだが、
いざ握手に臨むとすっかり楽しくなってしまった。人間とは単純なものである。
いーちゃんにもしっかりと最後の挨拶を済ませてきた。
「第二の人生、楽しんでください。頑張って!」と笑顔で伝えられたのだが、
次のレーンに並んでいる最中に堪えきれずにさめざめと泣いてしまった。
周囲の人たちにはさぞ気味の悪い思いをさせてしまったことだろう。申し訳ない。
疲れていたので最後は空いていた2期ドラフト生レーンに行ってみたのだが、
ビビアンの握手は噂通りの楽しさで、次の個握からは通ってしまいそうである。

扱いがどうあれ、後進はちゃんと育っている。
普段からHKTを見ている方々には言うまでもないことだろう。
今回もこれで一区切りがついた感があるが、
メンバーみんな概ね前を向いているようで少し安心した。
「腐ったら、負け」という用意された言葉を使いたくはないが、
どうかみんな納得のいく結果が出るまで頑張ってみてほしい。
これからもファンとしてできることを、私も全力でやっていくつもりだ。

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